英語で話しているときに、どう言えばいいのか分からず詰まってしまうことはありませんか? ある程度、英語力があれば別の言い方で乗り切ることができると思います。乗り切れたとしても、どう表現すれば良かったのかなと気になりますし、よりよい表現の仕方があるなら、知りたいですよね。自分が言いたいことをもっと話せるようになるために、speaking強化として私が最近取り組んでいるのが「新・基本英文700選」です。
「新・基本英文700選」とは
受験英語のベストセラーとも言われる本で、700種類の英文とその和訳が載っています。この本には十分な解説がないので、初心者ではなく、ある程度書いてある文が理解できるレベルの方におすすめです。受験英語で使う構文もたくさん出てきます。CDも付いているので発音も確認でき、ディクテーションにも活用できます。これをしっかりとやり遂げれば、実力がつくこと間違いなしです。
挫折した過去
実は数年前に「新・基本英文700選」を全部暗唱しようとしたことがあります。1日30文を暗記することにし、次の日は前日覚えたところを高速で復習し、新たな30文を覚えるというスタイルで頑張ったものの、覚えてもどんどん忘れていくことに絶望、忘れているために時間がかかりすぎて挫折してしまいました。しかしながら、これだけの英文パターンが脳にインプットされているというのは、やはり心強い。ということで、数年経って、もう一度再チャレンジしています。
どうすれば覚えた文を定着させられるのか?
毎日コツコツ続けるのは本当に根気のいる作業です。それなのに、なぜすぐに忘れてしまうのか…。あんなに何度も音読して暗唱したはずなのに、その多くを翌日には忘れてしまうことがあります。そのため、今まで覚えた文を毎回高速で復習していくことが大切です。ただ、前回までの文をほぼ完璧に覚えていれば最初から復習してもそんなに時間はかからないのですが、忘れている文が多いとまた覚えなおして時間がかかりすぎてしまい、また挫折しそうになりました。少しでも記憶に定着させなければと思い、私は覚えたことを日常生活でできるだけ使うように心がけています。
日常生活での活用
覚えた文を忘れないために、私の場合、できるだけ日常生活で活用するようにしています。実は、覚えた英文をそのまま使える機会は多いです。例えば、生徒には以下のような文がそのまま使えます。
Whether you will succeed or not depends upon your own efforts. 成功するかどうかは、君自身の努力次第である。
The best way to master English composition is to keep a diary in English. 英作文を上達するには英語で日記をつけるにかぎる。
「新・基本英文700選」鈴木長十・伊藤和夫 共編
天気に関する英文も使う場面は多いですが、意外とうまく言えないものです。しかし、以下のような例文が頭に入っていればどうでしょうか?
Though it is now January, the weather is as warm as if it were early spring. 1月というのに春先のような暖かさだ。
「新・基本英文700選」鈴木長十・伊藤和夫 共編
この例文のJanuaryをAprilにしてみたり、warmをhotにしてみたり、状況に合わせて言い換えができるのです。
「新・基本英文700選」の効果
「新・基本英文700選」に取り組む中で、英語を話す時に「あの英文を言い換えればいいかも」と思うことも増えてきました。また、ネイティブの方との会話でとっさに暗唱した表現が出てきたこともありました。間違いなくspeaking強化に役立っています。英語表現の幅が広がり、今まで言えなかったことが言えるようになると、毎日の暗唱にも力が入ります。この本には、受験英語で使う構文もたくさん出てきますので、実際にはこうやって使うのかと大変興味深いです。高校生も構文を学んだら、実際に使って話してみる。インプットしたらアウトプットする。そこまでできたら、単なる受験のための暗記学習から脱却できるのにと思わずにいられません。
635番まで来ました。明日も頑張ります。
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